地質教材研究
「足羽三山の地質と笏谷石(しゃくだにいし)について」
吉澤 康暢
福井県教育研究所研究紀要,第69号,111-118貢,1976年3月別冊に加筆補填
福井県教育研究所研究紀要,第69号,111-118貢,1976年3月別冊に加筆補填
W 足羽三山の地質構造
足羽三山は地質構造的にみて、断層によって四つのブロックに分けられる。第15図にA−B、C−D、E−F−G、H−I断面を示すが、A−B断面では足羽山が階段状に北西に落ちこんでいるのがみられる。それぞれの断層の落差は、小山谷断層が70m、笏谷断層が40m程度と考えられる。足羽山の小山谷付近における溶結凝灰岩(高さは水平距離の約3倍誇張してある)は、東へ35度傾斜している。H−I断面をみると、足羽山と兎越山は門前町を境にして、ゆるい背斜構造をしめす。また兎越山の門前凝灰岩層は走向、傾斜を大局的にみると、ちょうど兎越山安山岩を中心としたゆるい向斜構造になっている。
第15図 足羽三山の地質断面図
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