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ビデオ作品「越前笏谷石−石と人の旅−」の紹介

      2001年/56分/16mm映画・ビデオ作品  《リンク》福井市映像文化センター
       ※現在、このVTRを保存している福井市映像文化センターが閉鎖となり、貸出が出来ません。

      ※「旧・越前笏谷石の会」のホームページ担当者様から情報提供をしていただき、旧ホームページの内容を継承して掲載しております。
 
石は 自ら歩くことも 語ることもない けれど 足羽の山のこの石は 何とはるかな旅をし 何と静かな人の心の語り部になってくれていることだろう その足羽の山の石の 旅と言葉をひもといてみよう ■協力  (福井県)  福井県立博物館、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館、  福井市立郷土歴史博物館、三国町郷土資料館、丸岡町、松岡町、  三国町、河野村、丹巌洞、法興寺、泉通寺、瑞源寺、大安禅寺、  盛源寺、性海寺、高雄神社、大久保まさ子、梶谷末信、田埜又次、  林貞志、林貞盛、吉澤康暢、越前石株式会社、日華化学株式会社、  越前笏谷石の会  (北海道)  松前町教育委員会、江差町教育委員会、高田屋嘉兵衛資料館、  姥神神社、法華寺、宮下正司、久保泰  (東北・北陸)  長福寺、円通寺、恐山菩提寺、常念寺、大安寺、千手観音堂、  円覚寺、浄念寺、旧鐙屋、本間家旧本邸、本間美術館、遠藤克巳、  鳴海健太郎、西崎正孝、佐藤昇一、赤羽正春  (近畿)  高野山金剛峰寺 ■スタッフ  制作:姫田忠義/プロデューサー:近藤久也/演出・ナレーション:姫田忠義  撮影:澤幡正範/演出助手:水野慶子/撮影助手:由井英  制作デスク:佐藤由紀子/音楽:姫田蘭/作図:たくみ映画  映像技術・録音:東京テレビセンター/現像:ヨコシネ・ディー・アイエー ■企画:福井市 ■監修:福井の自画像づくり事業笏谷石映像制作委員会 ■製作・著作:民族文化映像研究所

 

 

[製作意図]
 越前・福井という天与の自然のなかで、福井の先人たちはどんな生き方をし、どんな考え方や文化を生み出し、はぐくんできたのだろう。
 笏谷石(しゃくだにいし)は、まさに天与の自然物である。グリーン・タフ時代と呼ばれるはるかな地質時代に生まれたというこの青く美しい天与の石に、福井の先人たちはどのように接し、何をしてきたか。石は、自ら歩くことも語ることもない。けれど、福井の先人たちが、それに寄りそい、切り出し、運び、彫り、組み、築きあげることによって、石はその内に秘めていた強く、しかも繊細な天与の力をあらわし、笏谷石文化とも呼ぶべき特性を備えた石造・石彫文化を現出させた。石と人の織り成す壮大な生活文化、精神文化の現出ともいえるものである。その石と人との出会いのさまを可能なかぎり綿密に記録し、その出会いから生まれたものの多彩さ、ひろがりの大きさ、質の深さを、わかりやすく、美しく、作品化する。そしてそれを、ひとり福井の人たちのみでなく、日本中の、さらには世界中の人に伝えたい。

[内容]
 福井市の足羽山は、青く美しい越前の名石 笏谷石の産地である。この作品は、その笏谷石のふるさとの姿からはじまる。この地は、笏谷石のふるさとであるとともに、人間のふるさとでもあるのだ。足羽山地下、地中深く、長く、広がっている笏谷石採石場の世界。大自然の生み出した岩層に向かって、黙々と、営々と取りついた人間の努力の痕跡。そこには、大自然と人との深いかかわりが、無言のうちに、しかし雄弁に語られている。そして足羽山で生まれた笏谷石の旅がはじまる。
 この作品は、越前の石・笏谷石と人との出会いの物語である。笏谷石が、どこから生まれて、どこへ行くのか、そしてそれはなぜか。笏谷石の誕生と旅には、古来、無数の人たちがかかわっている。その伝統と伝承をうけつぐ人たち、長年、笏谷石を愛し、その調査に心を尽くして来られた方々。この作品は、それら越前の石・自然と人への捧げものである。

[対象]
小学校高学年以上

[用途]
学校教育:社会(郷土学習)/総合的な学習 社会教育:地域社会生活(郷土の歴史・伝統)

[学習のための主な参考資料]
笏谷石造りをたずねて(大久保まさ子)
笏谷石文化(福井の文化財を考える会編)
石をめぐる歴史と文化−笏谷石とその周辺−(福井県立博物館)
福井市史資料編13民俗(福井市)

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