2011年
4月
2011年4月27日
ミーティングテーブル結果報告
福井市では、市民と行政が連携・恊働し豊かなまちづくりを進める一環として、
「恊働に向けたミーティングテーブル」を実施しています。
「ふくい笏谷石の会」も3月25日に、ミーティングテーブルで企画提案させて頂きました。
その結果は、残念ですが以下の通りとなりました。
「貴団体のご提案された内容につきまして、その活動自体は多くの人が
共感し評価され得るものと存じます。
市との恊働事業としての意義や実施可能性等について、ミーティングテーブル後、
再度市民恊働推進委員会の意見を伺いながら慎重に検討させていただきましたが、
最終的にご提案いただいた内容で、市の事業として恊働することは難しいという
結論に至りました。どうかご了解のほどお願い申し上げます。なお、
ミーティングテーブル後の意見等については、別紙「協議結果報告書」のとおりです。」
「 協議結果報告書
提案団体:ふくい笏谷石の会
提案事業:「笏谷石文化」アーカイブ事業
身近に散在する「笏谷石」を市民共有の財産とし、さらに福井の「ブランド」としての
情報発信となる本提案は、現行の文化政策に新たな価値と有効活用を見出す有意義な
事業となる可能性はあるが、恊働で取り組む意義・必要性や相互の役割を明確にする
必要性があります。
各担当部署、及び市民恊働推進委員会で出されたコメントをご報告します。今後の
活動や次のご提案の参考にしていただければ幸甚です。
【市民恊働推進委員会からのコメント】
□恊働事業として相互が担う部分というところが明確に表現されると良い。
【文化課からのコメント】
□笏谷石の価値付けとして、文化的、歴史的意義が語られていたように思う。
□歴史を捉える上で、笏谷石を中心に据えて福井の歴史を知るという目的であれば
教育委員会。文化財的な保存ではなく、福井のブランドとしてという段階にいたると、
文化課での対応は難しい。特に現在採掘が無い状態で、既存の笏谷石を再利用し、
新たな需要を生むということについては、文化遺産の保護において同意できないところである。
市民企画講座での対応をお願いしたい。
【映像文化センターからのコメント】
□文化財を単なる学術記録と保存に徹している現行の文化政策に新たな価値と有効活用を
見出す有意義な事業だと思われるが、会の設立主旨と事業を混合しているよう見受けられる。
提案された内容は網羅的である。10年計画なりのロングスパンで綿密に練り直した方が
よいのではないかと思われる。
□文化経済学という新たな取り組みであるので、行政側も準備ができていない。文化行政から
見た観光資源との関わりは、今後重要になってくると思われる。」
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